[コメント] バックマン家の人々(1989/米)
どーのこーの言いながらも、揃いも揃ってみんな親バカなんだもんなぁ(笑)。3.5点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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子供を大切に思う気持ちは一緒とはいえ、極度に心配性の親、扱いがわからず腫れモノにでも触るように距離をとって接してしまう親、こうあるべきだと何でもカンでもレールを敷いてしまう親、とそれぞれ。そんなそれぞれの家族の日常を描きつつ、彼らもまたヒトの子であるということを子供時代のトラウマなども含めてスケッチ風に描く奮闘記、といったトコロでしょうか。
問題山積、子供なんてどう扱って良いのか途方に暮れながらも、ラストで新たな命が誕生した途端に、屈託なく笑顔になる罪の無い親バカ振りが、何ともニクめません。山アリ谷アリの苦労を楽しみに変えるといった、あのばあちゃんと奥さんみたいに、個人的にはまだ人生達観はできませんけど(笑)。
シリアスな要素を含んでいるにも関わらず、俗な笑い(悪い意味ではないデス)を盛りつつ上手いバランスでコメディテイストに仕上げていると思う。入り組んだ話も上手くまとまっている。ただあくまでラフなスケッチ風なので、人物にしろ物語にしろ表面的に突出した部分だけが目立ってしまっているのが、個人的にはやや薄っぺらいかなぁ、と思ったり・・・でも2時間チョイ枠でいろいろ詰め込んだことを考えると、良く出来てると思います。
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