[コメント] ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2003/米=ニュージーランド)
映画を見終った人むけのレビューです。
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特に、のろし(狼煙)をあげるシーンでは、その山々の美しさと大きさに自ずと涙がこみ上げて来ました。白のガンダルフが口にした「希望の光」。次々と灯される明かりは、まさに「希望の光」でした。
「旅の仲間」から全編を通して私を泣かせてくれたのは、サム。いや、彼の忠誠心は本当に素晴らしい!ゴラムに陥れられ、泣きながら階段を降りるシーンでは、思わず涙!涙!辛かっただろうね。いくら指輪に犯されていたとは言え、フロド、ひどいじゃないか!
それなのに、フロドのために命を捨てる覚悟で剣を取り、戦いを挑むなんて、これが泣かずにいられますかって!!にしても、サム。あなたホビットのくせにやけに強いじゃないか・・・。
突っ込みどころは満載。
ガンダルフは、「旅の仲間」であんなにすごい魔法対決をしたくせに、魔法を使わないでなぜ戦うんだい?灰色の時のほうが強いんじゃないかい?とか、最強と言われた悪の人、弱すぎ!とか結局世界を救ったのは、ゴラム?
いや、一番は突っ込みたいのは、(余計なお世話だが)「アルウェン顔長すぎ!」
シリーズの最後であるのに、『二つの塔』で感じた、「お腹一杯、大満足!ありがとう!」 といった感想が得られなかったのが残念。ラスト、盛り上げどころを作り過ぎて、「まだ続くのかい?」と思ってしまったのは、編集の不味さか、息切れか。そのちょっとした不満は、エンディングの絵の美しさですべて打ち消されたのは嬉しい誤算。
席を立った君たち。損してるよ、損を。
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