[コメント] 白昼の対決(1955/米)
レイ・ミランドが監督主演した西部劇なんてまあ大したこと無いだろうと全く期待せずに見たのだが、これがなかなか悪くない。冒頭、砂塵の中、渋面で登場したミランドが最初の台詞「GO ON!」を放つまで10分間ぐらい台詞なし、というようなこだわりの演出が嬉しいじゃないか。
この冒頭だけでなくヒロインのメアリー・マーフィが登場した途端に独り言を喋りだすシーン等随所にちょっと普通じゃない演出が見られる。美術・装置なんかはリパブリック社らしいB級感覚なのだがレイモンド・バーとリー・バン・クリーフの悪役もいいし、ワード・ボンドはいつもながらの複雑な人物造型だし、拾い物の西部劇だ。
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