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[コメント] テキサス・チェーンソー(2003/米)

映画の出来とは、全然別のお話なんだけど、ヒロインが絶叫し始めてからの顔が、中島美嘉に見えて仕方なかった。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ホラーとしては、「こんなもんじゃないかな」って感じ。でも「チェーンソー」という道具の恐怖感は伝わってきた。あと、恐怖の対象が「単体」じゃなく「町ぐるみ」ってのも(すいません、オリジナル未見です)。

レザーフェイスが「異形」をしているのが、当たり前すぎで、つまらなかった。ここは「一見、美形。よく見りゃツギハギ」ってのだったら、リメイクのワクを超えた「新機軸」なんだけど。

で、モチーフになった「エドワード・ゲイン」という男。『サイコ』はもちろん、本家『悪魔のいけにえ』や、『羊たちの沈黙』のバッファロービル、はたまた日本の人気マンガ『るろうに剣心』にまで影響を与えた実際の人物。映画『エド・ゲイン』は見逃してしまったが、実際に殺したと言われているのは二人だけ。「殺人鬼」としてよりも、その死体を「解体」していたことと、近所のお墓を暴き、死体を盗み出し、その皮膚などをつなぎ合わせ、ランプシェードや椅子などを作ったという「ネクロマンサー」としての逸話が強烈で、キャラが一人歩きしているところがある。その当のエド・ゲインだが、かつて刊行されていた「マーダー・ケース・ブック(ディアゴスティーニ社)」に顔写真が紹介されていたが、特に印象的だったのは、「狂人的」な行為をしたとは思えないくらい、澄んだ「瞳」をしていたところ。その目だけ見ていたら、無邪気でピュアな少年のようでもあった。それをおもうと、「異形」のモチーフが腹立たしくも思える(一番近いのは、『サイコ』のアンソニー・パーキンスか)。

(評価:★3)

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