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[コメント] ジキル&ハイド(1996/米)

ラストで崩壊した。『トータル・リコール』のパクりですか? 2003年3月8日ビデオ鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







中盤までの雰囲気は割りと好きだった。ハイドが姿を現した辺り。初めてハイドとメアリーが一緒に買い物に行って、肉やら血液やら内臓が、ロンドンの石畳の道の上に流れ出る快感(?)というか、妙な満足感。そして、霧に包まれた雰囲気に、前編に溢れる暗いトーン。なんか、好き。こういうの大好き。『フロム・ヘル』でもそうだったけど、なんでロンドンってこんなに猟奇な雰囲気出てるんだ?(偏見?)

メアリーが少しずつジキル&ハイドの両方に惹かれていく様子は別に良かったし(と、言ってもメアリーのジキル&ハイドに対する恋愛感情よりも、ジキル&ハイドのメアリーに対する恋愛感情の方が劇中で目立っていたけど)、別に文句もあまりつける所もない・・・と、思っていたらなんじゃあのクライマックスは。

もう、自分には理解できません。いくらなんでも、人間から人間が・・・『トータル・リコール』じゃないんだから、そこまでするなっつーの。しかも、後半は、グロな雰囲気出さずに展開してたんで、少し退屈。

まぁ、グロがありゃええって問題じゃないんだがな。ちょっと厳しく2点。3点つけてもいいかな。

しかし、マルコビッチって本当に凄いな。やっぱ凄いよ。ジュリア・ロバーツは目立ってないけど・・・。多重人格モノなんだから、もう少し心理描写を丁寧にするか、善と悪のギャップ、そしてその悪が人を襲う理由も描いて欲しいな。これじゃ「悪は善を滅ぼす」って話で終わってる感じがしてしまった。

劇中で、ハイドが殺した人間についてジキルが「いい奴じゃなかった」見たいに言っていたけど、被害者を描いたのはそれまで。うーん、、、なんか中途半端。

(評価:★2)

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