以前、民放の深夜放送があったのだが見逃した為に、泣く泣くレンタルしてきた本作。

ま、それはヨシとして…結構なかなかなドラマだった（笑）。皆さんもおっしゃっているように、確かに主要人物に魅力はあまり感じられない。やはり、ビルに関して言えば冒頭で述べられていることと劇中で繰り広げられる行動は微妙な矛盾を感じずにはいられない。対してベンは、唯一の見応えは普段の主演作とのギャップ。９８年と言えば彼のヒット作『メリーに首ったけ』の公開年である。見比べれば解るが…相当なギャップだーね。これはおそらくファン専用の配役だ（笑

バディ・ムービーではない。完全なるビル・プルマンの映画。上記のような“おかしな点”がありながらも、最後のまとめ方はなかなかのもの。特にラスト、グロリアとゼロの会話シーンは素晴らしい。

「これが探偵の性なのさ」

探偵ゼロの人物造形はラストでようやく完結…かなと。