[コメント] 宇宙戦争(1953/米)
それでも俺はやっぱりスピルバーグの『宇宙戦争』の方が好きだ。 2007年2月25日DVD鑑賞
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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成す術もなく、絶望的な闘いを続ける人類。最終的に「バクテリア」という「奇跡」によって勝利を収めるわけだが、この絶望感は中々良い。主人公が科学者で、どうしょうもなく無力というのも、中々好きだ。
ラストシーンの感覚だけで言えば、オリジナルの方が圧倒的に良い。
しかし、全体を通して漂う絶望感は、やはりスピルバーグ版の「普通の人」が主人公である物の方が断然良かったと思う。ラスト以外は、断然スピルバーグ版の方を、俺は支持する。
◇
ただ、当時としてはこれはかなりがんばった方なのか、中々上手く特撮がやられていて、その点に関して。それから全体を包む終末観と、決してハッピーではないラストなど、こういった作りの「侵略」物が、この時代に作られていたことが新鮮であったこと。
これらは特に非常に評価したいと思う。
しかし、それでも僕はやっぱりスピルバーグ版を支持する。
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