[コメント] アップタウン・ガールズ(2003/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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巧みな人間関係を描かせたらピカイチなはずのイェーキン。子供な大人とアダルトチルドレンの面白い繋がりを期待していたが、これは正直肩透かしを食らってしまった。
まず、脇役が色々な意味で最悪。ブリが心を寄せる訛りまくりの英語を操る(?)ジェシー・スペンサーはいかがなものか。最初はイギリス訛りに思えたのだが調べてみるとオーストラリア生まれの彼。いやぁ…お世辞にも演技が上手いとは言えないな…。変なPVを晒して恥をかいてしまっただけじゃないか(苦笑)。ブリの彼に心を寄せる理由も意味がわからず、やはり釈然としない。主人公の恋愛に賛同できないのはかなりの痛手である。ダコタの母親であり音楽プロディーサー(でしたっけ?)との浮気が発覚した時は「まぁそりゃそうだろ」と予想通りの展開で少しは安心したが、あの意味不明なオチで俺は思わずのけぞってしまった…。ギター片手に登場?…笑わせるなよ。
次にマーリー・シェルトン。個人的には期待のホープであり、この映画でも良い味を出していた。ただ、ブリとの友情の描き方は何故あそこまで中途半端なのか。あくまでも主軸はブリとダコタだからであろうか?彼女達は中盤で友情が壊れかけるのだが、そのエピソードに何も重みは無い。「イェーキン、いい加減すぎるぞ」とまで思えてしまう。まぁこれも案の定、ラストへ向かうにつれて友情は復活するのだが、やはり釈然としないんだよね。
と、ここまでが脇役についての不満。
確かにブリとダコタの凸凹な友情関係は新鮮味があるし面白かった。本当の財産は温かい友情だというおなじみのコンセプトも嫌いではない。ただ、こういったことに固執しすぎると他があまりにも中途半端になって、作品全体がガタガタになってしまうという見本のような映画になってしまったのは残念である。
(ラストの気持ち悪いオチだけはノーコメントで…)
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