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[コメント] 恐竜の惑星(1978/米)

「『原子怪獣現る』のリドザウルスが特別出演!しかもハリー・ハウゼン自身の手でアニメート!」 というビデオケースの内容紹介に騙された!……という悔しさも今ではB級映画らしくて許せる。(一応、ちゃんとリドザウルスは登場します。)
空イグアナ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







しかし、なかなか登場しないのだ、これが。

映画は宇宙船が謎の惑星に不時着するところから始まる。湖に着水、岸に泳ぎ着く。 しかし大切な通信機器を忘れたということで、乗組員の一人である女性が、泳いで戻ろうと服を脱ぎ始める。

いきなり女性の水着姿で男の観客を釣ろうって腹ですかい?

しかも彼女はその直後に、湖に潜んでいた何かによって命を落とす。 嫌だなあ、こんな役。

それから一夜明けて、乗組員たちはアパトサウルスに遭遇。そこが恐竜の住む惑星であることを知る ……んだけどリドザウルスじゃないのかよ。まあまだ一匹目の恐竜だ。我慢しよう。

その後も、大きなクモが出てきたり、ティラノサウルスが出てきたりする。 どうやらこのティラノサウルスが一番の強敵らしい。 それぞれのコマ撮りはなかなかよくできているんだけど、恐竜が出てくれがくるほど、 リドザウルスはまだかよ、という感情が高まっていく。

ようやくティラノサウルスの前に、リドザウルスが登場。 おお!と思ったら、次の瞬間にはティラノサウルスにパクリと食われて退場してしまった。 え、これだけ? ティラノと迫真のバトルを繰り広げてくれるわけでもなければ、 抵抗すらできずにあっさりやられちゃうのである。 げげっ、リドザウルスってこんなに弱かったのか。 『原子怪獣現る』のあの感動は一体……。

その後、乗組員たちはティラノを倒すのだが、いくらティラノが強敵だからって、 それ一匹を倒しただけで、敵は何もいなくなったかのような平和な空気になっちゃうのは何故?

……というわけで、ケチばかりつけてましたが、恐竜の動きはよくできていて、見て損はないです、はい。

(評価:★4)

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