[コメント] スペンサーの山(1963/米)
真摯な姿勢で作られた映画であるにも関わらず(多分)、デルマー・デイヴスの演出の不心得のせいで、観客を馬鹿にしているような印象を与えてしまっている。
確かに美しい風景だが、意味の希薄なクレーン上昇移動のオンパレードで、まあ、うがちすぎかもしれないが「クレーンを使っておけば観客は満足する」と高をくくられているような気になってくる。あとモーリン・オハラをもっと聡明に描いて欲しい。この人は気をつけて演出しないとアホっぽく見えてしまうのだ。このあたりがジョン・フォードとの差だ。またアホっぽいということで云うとミムジー・ファーマーが無駄に色っぽくて困る。(というか、たまらん。)
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