西田尚美の演出が、成長（？）していたように見える。（気がする）

最初は主人公のハクチっぽい感じのみだったのに （ex:一人暮らしをしたいと父に言ったときの「あーお金なんてぜんぜんいいの」みたいなことをいってるときのとぼけ顔） 後半は最初のほうの感じに加えて、いきいきとした姿が見受けられた。 (ex:地質学の機材を引きずりながら、｢ふっぁ。ふっぁ。｣とか、ラストのセリフまえの微笑みとか）

それと面白かったのが、細かいところまで笑わせようとしているところ。受験表の写真が綿入れ着たまんまだし。

また、矢口監督一作目の裸足のピクニックとは違い、こちらは成長していく姿がよかった。 裸足・・・は周りから常に不幸を受け取る立場にある主人公には笑えなかった。