[コメント] ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション(2003/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ジョー・ダンテは『グレムリン』で初めて触れた時から基本的に「合う」監督だったし、本数見る内に確実に「好き」になったのだけれど、『マチネー』や『スモール・ソルジャーズ』も経ると、いよいよ「偉い」ような気がして、そして、ようやくここまで来て、「ジョン・カーペンターシステム」(笑)の発動とでも呼ぶべき快楽を得るに至った。もう「見れば見るほど偉く見える」と言うか、こういう一貫した作風を予算に左右されずに極め続けて行く姿勢がハッキリ見て取れるハリウッド監督なんて、あとは、多分ポール・バーホーベンくらい。ダンテ監督の場合、90年代以降は劇場作品の数が不安定だったので(やはり興行的な問題か?)、これはやや断定し辛いのだけれど、実際回数増すごとに着実に巧くなっていると思う。本作もかなり余裕が感じられる。
ブレンダン・フレイザーもいい役者で、いかにも嫌味なハリウッドスターという本人役での登場までノリノリで演じているから笑える。砂漠のウォールマートという御都合(しかも、スポンサー丸出し?)シーンなんかでは、遠慮気味にチラっと情けないカメラ目線を送って来るものだから、こっちが思わず苦笑い。そして、ロン・パールマンとか相変わらずのディック・ミラーとかロジャー・コーマン先生とかやっぱりチョイ役まで美味しい。見ていなくても、顔くらいは知っている有名アニメキャラ達がチョコチョコと惜しまずに登場しているのも楽しいです。
それにしても、セットやCG合成丸出しのいい加減なパリ(ルーブル美術館での名画チェイスはまさに傑作ですが)がやたら新鮮味あって、清々しかった。映画って実はこのくらいでもいいんだなとちょっと感慨。
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