[コメント] ありふれた愛に関する調査(1992/日)
シネスイッチ銀座のロビーで世良公則の弁舌が場末の発効を愛の実証に帰して、不思議な事物性を成立させる。奥田も衝迫的に自室に事物を詰め込むが、場末感からは拒斥されつづける。
便利すぎる津川が展開を皮相にする代わりに、彼に支配された奥田の去勢の辛みを抽出する。奥田は三角関係の友情を弱者特有の連帯感に改鋳して審美を達成させる。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。