[コメント] ファミリービジネス(1989/米)
独身時代に観たときは「息子」の立場だった。あの頃は何もわかっちゃいなかった。子育て中の今、「親」の立場で観ると、それはもう、せつないせつない映画なのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
サッカーのセルジオ越後氏が以前、「子育てが成功したかどうかは、孫が育つまでわからない」というようなことをおっしゃっていた。孫が素晴らしければ、自分の子育ては成功したと思っていいんだ、と。
この映画は、まさにそれ。
ヴィトは決して悪い父親じゃない。息子のために心を砕いて、大切に大切に育てた。なのに息子は父を素通りして、よりによって、あの祖父を愛していると言う。
せつない思いを抱きながらも、ヴィトもアダムも、それぞれの父を許すことで互いに認め合う。
ジェシーはジェシー流の子育てをし、ヴィトはヴィト流の子育てをした。ジェシーは子育てに成功したと思っただろうし、ヴィトは子育てに関して自信をなくした。でも、ラストの会話で、自信をなくすにはまだ早いと気付いたはず。
“I’m sorry,Adam.” “For why?” “I’m just sorry.”
親子って、それだけでいいんだ。
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