[コメント] ドーン・オブ・ザ・デッド(2004/米)
まったく人間の奥が浅い監督がゾンビ映画を作るとこうなるという見本。若かりし20代の時に抱くような「余計な人間は死ねよ」という感情をほぼそのまま映像化したような幼稚さ。おかげで「金曜ロードショー」のようなノリの映画な印象。レディスデーで来た女の子たちが「怖かったねー」で終わるような映画。¥1800出してまで観る価値なし。
良くない点を挙げればキリがないが、そもそも最初の「生者vs死者」の部分でもっとやれることがあったはずなのに、恐怖もユーモアも十分に描き出せていない。監督のアイデアが開始10分のところですでに枯渇してしまい、あとはだらだらしたホラー(=芸大生のビデオ作品みたいなの)が結局最後まで続いたという印象。
正直、この監督の普段話しているジョークは絶対面白くないだろうなという確信がある。あと「あなたの頭吹っ飛ばしてやりたいわ」などと物騒なことでもサラリと言えばお洒落な(クールな)会話だと思ってるハリウッド級のバカの多いこと多いこと・・・。主人公アナサラ・ポーリーはホントいてもいなくても良かったし、劇中の13人もゾンビにやられてキャーキャー騒ぐだけでいつまでたってもアホ。じれったいぐらいにアホ。死を待つだけの登場人物に知恵はいらないってか?「それはギャグで言っているのか!?」という台詞もてんこ盛り。さらに内容の薄さをごまかすための味付けの濃いケチャップソースのような特殊メイク&CGによる演出も観ていて余計に辛い。もう怖いというより半ばウザイ。エンディングロールのフラッシュカットはひたすら眼が痛かったしもうちょっとで眠るとこだった。
ゾンビがアメリカ人の多数派ならゾンビの生活の方が楽じゃないか?そんなことを思いつく人間がなぜあの集団にはいないのだ?ゾンビを殺すだけが能じゃないだろう?そのことになぜ監督は思い至らなかったのか?
…つまり、この映画は「ウザイ隣人をゾンビにして殺す方法」…ただそれだけ。「社会的愉快殺人」…ただそれだけ。どうもそれ以外それ以上はこの監督にとって関心のない事だったらしい。
つまりゾンビもイラク人も隣人もウザけりゃ殺す。堪忍袋の緒が5mmしかないアメリカ人らしい。
まぁでも映画の中とは言え、そうやってアメ公同士がくたばってくれるならこんなに世界にとって有難いこともないので+1で★2。
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