[コメント] パリのレストラン(1995/仏)
んー(>_<) 不思議な映画。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ことはさんの埋もれた傑作POV参考キャンペーン第一弾。
とっても不思議な映画。説明できない思いになる。それを理解しようと一つの要素をつつくと他の要素も溢れだし、結局全体に及ぶ。どうしても、考えがまとまらない。
この映画に登場した仲間達は、テーブルを離れ個々の視点に立つと、てんでバラバラ。それぞれが様々な事情をかかえており、決して諸手で笑えない。誰もが少しずつ仲間の内の誰かに関わっており、愛していたり、憎んでいたり、嫌っていたり、嫉妬していたり、弱さを隠していたり……。だが、ふたたびテーブルにつくと個々は誰もが“仲間達”の一員でしかなくなる。笑顔があふれ、酒を酌み交わし、唄い合う。これほどまでにパーティーの陰と陽を見事にあぶりだした映画はないと思う。
一つの要素をつつくと他の要素も溢れだし、結局全体に及ぶ。だが、説明できないこの思いは決して悪いものじゃない。なんだか、とてもあたたかくおだやかで満たされた……そのぉ……うぅ、だめだ! やっぱりまとまらない。もしかしたらとても単純な事なのに、とても分かりにくいもの。ローラン・ベネギ監督はそれを映画を通して上手に表現したと思う。
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