[コメント] CASSHERN(2004/日)
テーマである反戦はよくわかるのだが、「許しあえ」と言いつつも「誰も許しあえていない」点はいかがなものか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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悲しいまでの駄作。
演出力不足で、カメラワークに気をとられすぎたために、戦闘シーンは本当に戦っているように見えない。いくらCGが良くとも、肝心の登場人物は俳優なのだから、その演技力まで気を配るべき。
アニメ「キャシャーン」を見ていない人にとって、アニメ版との比較はどうでもよいことだが、実写版「キャシャーン」をやる意味がどこまであったのか。見終わった後ですら、それがわからなかった。
テーマである反戦はよくわかるのだが、ストーリーと一致していないのが痛い。 「許しあえ」と言いつつも、「誰も許しあえていない」点はいかがなものか。
極めつけは、映像で魅せていたのに、最後で台詞で終わった点。 最後の最後、肝心な部分で説明的になった挙げ句、それをするなら最初からナレーションだけで良かったという印象が拭えない。blogにでも書いとけばいい。 要は映像だけでは何も伝えられないということを示す決定的な場面だった。
映画館で見た人は、正に「生き地獄」状態だっただろう。
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