[コメント] SEX アナベル・チョンのこと(1999/米=カナダ)
個人的には、徹頭徹尾"アナベル・チョン"を演じて欲しかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それは、観ているこちらが心理的に「楽」だから。この作品の登場人物をアナベル・チョンとして観るなら、泣いたりもしなかっただろう(アナベル・チョンはグレースが作り上げ演じているスターの側面)。華やかで派手なアナベルと知的で繊細なグレース。グレースが登場するたびに、観ているこちらになぜだか陰を落とす。
※ほんの少しネタばれあり
最後、オイオイ泣いてしまった。なぜに泣いたのだろうか? たぶんいろいろな壁をやぶろうとがんばっている彼女の姿が痛ましかったのだ。彼女は、自分を束縛するもの(親・祖国・価値観・その他もろもろ)を打破しようとして、結局、自分を一番深く傷つけているように見えた。
娘と母との関係に、自分を重ねてみたり。母は、出来の悪い娘を黙って受け入れてくれた。よかった(泣)。観終わって、彼女にハッピーが来ますようになんてことを心の底から思った。こんなこと言うと彼女のプライドが許さないかな?
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