[コメント] パッション(2004/米)
モニカ・ベルッチについて思ったこと
だいぶ前、タダ券で西洋美術館までティツィアーノ作の「悔悛するマグダラのマリア」を見に行ったことがある。宗教画にはあまり興味なかった私でも思わず心を奪われそうになるほど美しい絵画だった。なにより驚いたのがその絵の前で跪いて一心に祈りを捧げているおじさんがいたことだ。周りの視線などおかまいなしに涙を流している姿は異様な光景だった。
この映画のモニカ・ベルッチはまさにあの絵のマリアがそのまま飛び出したみたいで適役だと思う。絵のマリアも豊満な肉体を持つ肉感的な女性だからだ。 『マレーナ』のラストシーンの印象も寄与しているかもしれない。
キリスト教が禁欲的かどうかは知らないがあんな女性がそばに居たらイエスは性欲を抑えるのにさぞ困っただろうと思う。
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