[コメント] キル・ビル Vol.2(2004/米)
2009.11.27 出張先で三枚三千円のDVD買って鑑賞。グダグダ、ダラダラ、クドクドと、ひたすらヨタ話聞かされてる気になるが、こういうウダウダしたものをメジャー作品でしかも最高画質で撮れる監督と、そしてそれを楽しめる観客双方とも幸福だなと感じる。
一作目の『キル・ビル』の時には、過剰な暴力表現が好きになれず、☆1を付けてしまったのだが、Vol.2の最後まで見ることで「暴力を介したこういう形でしか対話が出来ない男と女の物語なんだな」ということに気づいた。
老師パイ・メイは、白髪の仙人みたいな人なのに顔の中身が完全に若くて、そのギャップだけでも結構おかしいんだけど、ものすごい拳法の遣い手にも関わらず、ものすごいかんしゃく持ちで人間的な底が浅い(おちょこの底くらい器が小さい)ところも私のツボであった。
ズームしすぎてピントがずれる撮影技法の稚拙さの拝借もすごく笑えた。
老師パイ・メイのシーンは特に楽しめるシーンだった。これだけでもこの映画を高く評価したい。
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