黒澤明のヒューマニズムが色濃く出た脚本。いやヒューマニズムはいいんだが、今回はそれが思いきり濃く出すぎていて、カルピスを原液で飲んだような甘ったるさがあってどうも苦手。

おまけに話そのものも単なるエピソードの羅列だ。小林桂樹や藤原釜足、三國連太郎に山村聰などなど、せっかく味のある役者が多く出てるんだから、もっと上手く使おうぜ。