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[コメント] GOD*DIVA ゴッド・ディーバ(2004/仏=伊=英)

神様、あんたも好きだねぇ・・・。そんなあんたが大好きだ!(謎) 2004年5月8日劇場鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







要するに、神様が最期の一週間を美人の女の子とウハウハしてレイプ願望を満足させる話だろ?で、その間にモノポリーの宣伝して・・・って所か?(えっ?違うって?)

公式サイトのストーリー紹介を読むと、とてつもなく面白そうに感じるのだけど、正直言って脚本が穴だらけで、ドラマが読み取れず何をやっているのか、やろうとしているのかが良く分からない。演出も幼稚で盛り上がりがなくて目を覚ませる物は無い。クライマックスにしても何も盛り上がらないし、そこに至るまでなんてダラダラと面倒臭い。二時間持たせるにはパンチ不足。

ヴィジュアル的には確かに面白い物もある。でも、(例えこの映画の原作が元ネタであったにしても)『フィフスエレメント』や『ブレードランナー』の印象に力負けしていて、所詮CGの塊で彩られた世界観にしか見えないのが悲しい。

その斬新さに打ちのめされて息を呑み、眠気がぶっ飛ぶ、なんていうとんでもないシーンは特に無い。グロテスク描写と青色の美しさとかのコントラストみたいな、色彩感覚はそれなりに秀でていて、ポスターとかを見た限りは面白そうに感じるが、本編を見てしまえば何の事はなく、個人的には(どれだけ脚本が穴だらけでバカ映画だろうと)『フィフスエレメント』の世界観の方が面白いと思うのだけど。ほら、ミラ・ジョボビッチも凄い格好してたし。

俺が神様なら青い髪で青い乳首の美人よりも、ミラ・ジョボビッチを選ぶな(アホ)

そういう訳でまず脚本の地点で何かが崩れている。結果、CG、というか監督の映像センスの展覧会と言う感じで終わっている気もするけど、そこまで映像センスの良さを感じ切れなかったのが痛い。

っていうか、いい加減あからさまなCG合成とかCG人間とかには吐き気がするんだけど。例えそれが世界を表現する為であっても、どうしてこの人をCGでする必要がある?と思える箇所がちらちら。

とりあえず基本プロットはかなり面白いと思う。そこだけは認める。っていうか支持する。神様が乗り移って人ぶっ殺しまくってレイプして終わり、だなんて素敵すぎ!

リュック・ベッソンよ、駄作をプロデュースしたりアホな脚本書かずにこの映画をバカ映画に仕上げてリメイクしろ。って言ってもあんたじゃ無理か。

じゃ、ダーレン・アロノフスキーとかがこの世界を更にダークにしてくれれば・・・もう俺はそれだけで★5をつけそうな勢い。

要するにこの監督は力不足だと思う訳であります。金はあるのかもしらんけど。

(評価:★2)

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