[コメント] ジャンプ(2003/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
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最近、お笑い芸人が映画の主演に抜擢されるケースが多くなったが、これは成功例として挙げていい。普段は馬鹿をやって人を笑わす商売をしていても、スクリーンでシリアスな演技をしてみれば「個性派俳優」に変貌する。なぜかと言えば、やはり普段とのギャップだろう。また、そのギャップが「個性派」の要因である。
「は〜ら〜だ、たいぞーです!」でお馴染み(ちょっと古いw)のネプチューン原田泰造。ボキャブラ直撃世代である自分は当時からちょっとしたファンだった(笑)。低い地声に似非ハンサム顔…な原田の演技は竹下昌男や牧瀬里穂も大絶賛だったらしい。正直いって、ヒロインの笛木優子や牧瀬よりも「味のある演技」を自然体から醸し出していた。大当たりの配役だ。
この映画、やはり見所は下手にBGMを乱用せず、終始リアルな描写を貫く全体的な雰囲気だろう。原田の演技が功を奏しているのは言うまでもないが、演出が特に素晴らしいのだと思う。主題曲を所々で流すという手も正解。静かでありながら飽きることは全くなかった。2時間が短く思えたほど。
半年、5年と時間が瞬間的にすぎる。主人公の三谷の生活も明らかに変化していた。が、内からはみはるとの思い出が消えることはない。愛していた人が突如として目の前から消えることは悲劇の他ないが、無情にも時間はどんどんすぎていく…。しかし5年間のうちで三谷は鈴乃木と結婚。子供を授かる。一瞬「これってどういうことなんだろう?」と思ったが、どういう理由があるにしろ人は人生の転機に直面し、その時点で「幸せ」の道を選ぶのだと思った。
ラストの畳み掛けは正直賛否が分かれそうだが、自分は少し戸惑った分だけ鑑賞後には物凄く余韻に浸れることが出来た。
良作。
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