[コメント] スターシップ・トゥルーパーズ2(2003/米)
スターシップの名前を騙っただけ。SF戦争映画が単なるB級ホラーアクションに進化してしまったという不自然極まりない作品。「人類を脅かすバグの制圧」とは全く異なる次元だ…。低予算なのは分かるが前作のスタンスくらい保っていてくれよ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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低予算だからこそキャスパー・ヴァン・ディーンを起用してやれ!と思ってしまうのは良くないですね…。…それはさておき、やはり番外編という言葉が相応しいこの作品。敵地で大ピンチに陥った小隊が辿り着いた基地での攻防を描いていく。低予算なので舞台が一つに限られてくるのは仕方ない。しかしだ、なぜあそこまで隊員同士の会話が目立つ?内輪でもめてしまう!?新種バグの脅威を描く為の伏線なのだろうが、それにしては前置きが長すぎる。静かな約1時間は本当に肩がこる。また彼らが今、どんな情勢の中でこの状態に陥ってるか不明だし、それ以前に明確な主人公が存在しないからか感情移入さえ難しい。元英雄ダックスの「罪の意識」だけが唯一の救いか。彼でオチるのは少々無難すぎるけど。このベタなところがウケるのかな。いやはやそれにしても、この出来で続編というのは無いでしょう。本当に戦争の断片の一つを描いているだけだが、そこから宇宙を越えて「地球の危機」を魅せることだって十分可能なはずなんだけどね。残念。
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