[コメント] マルタイの女(1997/日)
スリリングな話にコメディという､一見アンバランスな要素をながら､スリルを感じながら適度に笑っていられるという､この絶妙なバランスが素晴らしい｡
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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殺人現場を目撃し､命を狙われる女優と彼女を警護する刑事たちを描いたサスペンス･コメディ映画｡
伊丹十三作品にしては珍しく､のっけから老女が銃で頭を吹っ飛ばされて殺されるところや主人公ビワコの飼い犬の死体シーンなどハードな映像が多い｡
内容は目撃者である主人公が口封じのために命を狙われるというスリリングな展開なのに､話の調子はコメディという､一見アンバランスな要素ながら､スリルを味わいながらも適度に笑いながら見れ､このバランスがなかなか絶妙で素晴らしい｡
役者も伊丹十三作品の常連どころが多数出演していることで､全体的にコンビネーションが良く安心してみていられる｡
立花刑事のアクションやカーチェイスもなかなか見応えあり｡
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