予算の３倍程の興行収入を得た成功作。IMDbの評価も高く、どうやら批評家ウケも良いようだ。この作品、低予算ながら、軸となる人物は皆芸達者な俳優ばかりで安心して観ていられる。当時は『フレンズ』真っ最中のジェニファー・アニストンはかなり自然体？なのか。フレンズとは一味違った彼女が凄くイイ。また、夫を演じたジョン・Ｃ・ライリーはこの映画いちばんの功労者。演技派なだけあって、物凄くジェニファーを引き立てている。

注目？すべきはジェイク・ギレンホール。実際に１０歳も歳の離れたジェニファー相手に笑ったり怒ったりサイコになっちゃったり…こちらも体当たり。おそらくこの頃にキルスティン・ダンストと付き合い始めたのだと思うのだが、やっぱりコイツ、相当の………。

「公衆の面前でヤるのはひかえようぜ」

という訳です。鑑賞中、思い切り叫びたくなりました。妙にリアル。意味のわからない方は調べてみてください。

浮気というテーマから人生観に派生していく脚本がお見事。設定からしてかなり地味だが、終始飽きることが無かった。ブラックな笑いを織り交ぜながら展開されていくジャスティンとホールディンの関係。徐々にフィルの露出度が増えていき…路頭に迷い始めるジャスティンなのだが最高に健気だ。ラストはマイク・ホワイトの脚本らしいと言えばらしい。結局、ああなるわけですよ。必ずあんなオチになると分かっていても、結構やられるもんです

いやしかし、ブラピはこの映画を観てどう思ったんだろ？（ま、そりゃ奥さんが誇らしいよね

数ヶ月ぶりの追記：↑と書きましたが結局この二人は離婚しちゃいました。おしどり夫婦じゃなかったのかよ畜生！！！！って叫んでもいいですか？ｗ