[コメント] 我等の町(1940/米)
画面上の人物がカメラ目線で行う開き直りナレーションはまあよいにしても、サム・ウッドってこんなに変な趣味の監督だったかしら、といささか戸惑う。バート・グレノンもここではとりたててすばらしい仕事を見せたとは思えない。合唱練習シーンやマーサ・スコットの病床シーンで壁に映る巨大な影はよい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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変な趣味、というのはとりわけスコットが死にかけの妄想を見るシーンで、墓石が喋ったり、また墓石がオーバーラップで星や人になったりすること。続いての彼女が「幽霊」として過去に戻るシーンも決して趣味がよいとは云えないだろう(でもそういう趣味の悪さ、なんか嫌いになれないんですよね)。名作然とした佇まいも併せ持っているだけに、却っていびつな印象を残す。
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