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[コメント] ザ・シャドー 呪いのパーティ(2002/英=仏)

日本人にも馴染みのあるこっくりさんを題材にするも、この映画は完全に「呪われ負け」。集団ヒステリー(もしくは心霊的な)描写は乏しく、単なるB級スリラーとしか思えない。そりゃね、こっくりさんは永遠の謎なんだけど。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
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まず、イギリスにもこっくりさんの風習(?)があったことに一種の驚きが。あれは日本独特のアンダーグラウンドな文化(笑)だと思ってた。この映画を観る限り、日本もイギリスも大きな違いはない。強いて言えば、日本は十円玉に手をかざすが、イギリスではコップ…らしい。英語名もウィージャ・ボードというらしいが、この映画では、そのまま「こっくりさん」と訳されていて、ちょっと萎え。吹き替え版を観たら笑っちゃいそうだ…。

こっくりさんは精神分析の分野なんかで取り上げられたことがあるらしい。精神的?心霊的に?それはこっくりさん永遠の謎であって定かではないが、少なからず、人間に影響を及ぼすことは必至。その影響がまるで伝わらない映画だ。イギリス産なのに、何故かアメリカ映画としか思えないのも辛いところ。

伏線の張り方は面白いけど、ラストは盛り上がらず。「悪魔」が憑依するオチがインパクトに欠ける。…このメッセージ的なものは、「こっくりさんはやるなよ」オンリー??(苦笑

最後にこの映画、ルーカス・ハースが出演してたり製作総指揮が数々のヒット作を手掛けるティム・ビーバンだったり、音楽が『マトリックス』シリーズのドン・デイビスだったりして結構豪華なんだけど…。こういうコトもあるのね…。

(評価:★2)

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