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[コメント] フィアーズ・オブ・ウォー(2001/米)

回顧録という脚本の着眼点は悪くない。しかし最後でお笑いにしてしまうところがシドニー・J・フューリー監督…。わざわざ大規模にベトナム戦争を舞台にする必要性はゼロだね。唯一キャスパー・バン・ディーンは役者魂を発揮。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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大作になり損ねた映画。

これまでフューリー監督作品は数本観ているが、こんな大規模な撮影をやることあるんだね…というのが最初の感想。しかし期待は全くしていなかった。キャスパーを始め(俺はファンですよ笑)、まさにB級映画のスタッフが揃いに揃っている。たまたま俺が見た彼らの作品がBなだけだったのかもしれませんが。

まぁ結果は言うまでも無い。上辺だけでベトナム戦争を描き、中身は本当に空っぽ。プロットの筋はミステリーのような形だが、それが明かされるラストはお笑い劇場だ。これぞフューリー監督作品!という演出。

「爆撃ポイントを言い間違える」という痛恨の悔やまれるミス。人間は所詮人間なのだから、このオチはアリだと思う。だが何故、あんなショボイ演出になるんだろう(笑)。泥臭い男の友情なんて観たくないんだよ。舞台は戦争だぞ?!戦争なんだぞ!?物凄く不満が残る。

意味不明のベッドシーンや、緊迫感が何も無い戦闘シーンも致命的…。キャスパーは白髪になってしまったり地声を低くしたり(してるよね?)役者として頑張っているだけに惜しい。

(評価:★2)

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