[コメント] フィラデルフィア(1993/米)
確かにある面ではエイズに対する認識を変えさせてくれた映画ではあるが、逆に…
HIVに感染=死という、いらぬ誤解さえ生みそうな作りのように感じた。出来ればHIV=エイズではないという事にも、触れて欲しかった気がする。映画が始まった時点で彼は既に「発症」していたので、その辺は曖昧になっている。HIVに感染しただけでは、業務に支障をきたす事などないし、解雇は不当なものだと訴訟を起こすのは当然だと思えるが、既に発症した主人公の状態を見れば、いつ業務に支障をきたしてもおかしくない状態である。確かに一方的な解雇という形で辞めさせるのはまずいが、弁護事務所側にも同情の余地はあると思う。行き過ぎた訴訟社会の一端を見せられた気がしないでもない。
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