[コメント] 雲のかげ星宿る(1960/インド)
主人公の表情が変化する後半が素晴らしい。特に豪雨の中、父親に家を出るように言われ扉へ向かう際、振り返り様に見せるあの表情。眼球は上を向き、口元にはうっすらと笑みが浮かんでいる。健気に家族に尽くした賢明な少女の姿は微塵もない。秀作黄金の河にも通じるゴトク流の悲劇の演出方法をここでも観ることができる。
(田原木)
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