[コメント] オルフェ(1999/ブラジル)
美しさこそこの映画の全て。幸せも美しい、悲劇も美しい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
リオのサンバをここまで取り込んだ映画というのは他にあまり無いのではなかろうか(あったら是非教えてください)。
本番のカーニバルの中で、手持ちのカメラで撮る映像、音楽の素晴らしさがこの映画の魅力の90%を占めていると言っても過言ではなかろう。そういう意味で、本来の趣旨である『黒いオルフェ』をリメイクすることによる神話の再来、というメッセージは失われてしまったのかもしれない。
しかし、私はそもそも「黒いオルフェ」を観ていない(ごめんなさい)。ただ、パンフレットを読む限りでは完全に別の作品に仕上がっているようだ。
でも、それはそれでいいと思う。ブラジルの貧困層の生活の苦しさと悲惨さ、そこに存在する救済或いは現実からの逃避の手段としての音楽と踊り。
何も解決されずとも、人々は生活していく。
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