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[コメント] わるい仲間(1963/仏)

42分の中編(映倫の規定によれば32分以下が短編と聞いたことがある)。建物の上階の窓から撮った通り。
ゑぎ

 スクーターがやってくる。これがダニエル。店に入ると、友人のジャクソンがピンボールをしている。頭が薄くなったな、と云う。屋外席で2人ビールを飲みながら、女性を物色。この辺りは商売女ばかり。ということで河岸を変える。街中は、ずっとゲリラ撮影。通行人がカメラを見る。これはちょっと気になる。

 道路で一人歩く女性に声をかけるダニエル。ダンスをしに行く。待ち合わせ。待ち合わせ相手も女だと云う。その店なら知っているので一緒に。店には待ち合わせの友だちが来ていない。この店はイヤ。カフェでダニエルと女性。結婚していたが、殴られるので別れた。子供も2人いる。

 3人でダンスホールへ。ダニエルは、ジャクソンに女性と踊らせようとするが、踊らない。年配の男性が女性にダンスを誘いに来る。これが3回繰り返されるのが面白い。ジャクソンの会話がさえぎられる。これにもニヤけてしまう。

 2人は白けて来て、女性のバッグの中から財布を盗む。ゆっくりダンスホールを出て、道路や階段を走る2人。こゝは瑞々しい。カフェで、財布の中身を見ると、写真数枚。男の写真や子供の写真。ダンスホールのコートの(クロークの)引換券も。女性はすぐに困るだろう。唐突に就寝中のダニエル。ドアの向こうで、警察だ!この見せ方もいい。

#小林正樹の『切腹』を上映している映画館が出てくる(壁のポスターが映る)。

(評価:★3)

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