[コメント] 無宿者(1964/日)
なかなかにゴージャスな時代劇。こんな「なで切り」みたいな立ち回りで人が斬れるかいと思ったりもするが、水もしたたる市川雷蔵が魅せる。藤巻潤の大根っぷりと、美しき女優二人も素敵。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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2009.10.25。t3b氏、青二才氏のレビューに惹かれてDVDを購入。
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『蒲田行進曲』的古き良き時代劇を感じさせるゴージャスな映画である。殺陣については「こんな立ち回りで人が斬れるかい!」というようななで切り風味ではあったが、なんつっっても水もしたたるいい男を絵に描いた様な市川雷三の血気盛んな魅力が画面一杯に広がるのが、イイ。
宿場の女二人(坪内ミキ子、滝瑛子)も美しくそれぞれ違った魅力がある。主人公に絡む浪人、藤巻潤の大根ぶりもまたデメリットになってなくていい。
ストーリーは、父の形見の赤鞘の刀を腰に差し、旅から旅へと父の敵を捜しての渡りガラスが立ち寄った宿場町で巻き込まれた事件の末に、父の敵をついに捜し出すが...というお話。竜の子プロの『紅三四郎』もベースはこんな話だったよな。
私はあまり『スターウォーズ』については意識しなかったが、終盤の展開はホロっと来させるものがあってよかった。
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