[コメント] 黄色いからす(1957/日)
今見ると無条件に愛情を注ぐのが子供の正しい教育法、と言っているように見え、それに素直に肯けない。露骨に言えば設楽幸嗣は愛に餓えているだけで、それを甘えさせてやり続ければ親離れできまい。
自分の幼い頃にも、父母に叱られて家からしめ出された時、泣きついてゆける近所の小母さんはあったが、そういう人に感謝はしても、父母は父母で別物だといずれは判っていったものだ。
自分としては、戦争で苦渋を舐め、引き揚げてきても会社でかつての後輩にアゴで使われる父親に哀れを感じてしまうのだ。彼は報われたのだろうかなぁ…?
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