[コメント] ヴィレッジ(2004/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ノア(あってましたっけ?忘れちった)が死んだ事によって村の存続が可能になった。年長者もそう言ってた。"語ってはならない物”の存在を彼が証明したからかな?
実際、村の平和を乱す可能性が高かったのは彼だ。知的障害をもった彼が死んで、村の平和は守られた。僕の見方が差別的なのかもしれません。ただ、邪魔者が不可抗力によって排除され、みんな胸を撫で下ろす。そんなように感じてしまったのは僕だけでしょうか?そんな描かれ方はしてないのですが、シャマラン君はそれを意識したかな?無意識なのも怖いな。考えすぎなのかな。どうも安易で悲しい終わりに思えてならない。
それでも☆5!シャマランいいねぇ。今作見るまで、ただのバカ監督だと思ってたけど、そんなことはない。とびっきりのアホ監督だよ!ガラス越しに写るシャマランに鳥肌が・・・。だってウソだよ!全部ウソなのです。いや、映画ってなぁウソでもかまわないんだけどさ、それがフィクション。でもやつは違うね。やつのウソは違う。
バケモノ好きのおいら(すごくビビリです)には、たまらん出だしだったのよ。見張り台の下をバケモノが通過した時なんか、ビクッ!って。前席の背もたれに掛けた足がズコッ!って(ガラガラだったのです)たぶん後方のカップルの失笑を買うほどだったね(カップルは途中退席。きっとシャマランだって事を分かってなかったな。覚悟が足りない)ドキドキしちゃって大変。
どうしてそんな危険な場所で暮らすの?どうやって倒すんだろ?なんでバケモノがいるんだろ?また異星人か?はたまた幽霊!もしや絶対にケガしないとかっ!! もう期待しちゃって大変。ラストが楽しみでしょうがなかったよ。
倒すとしたらホアキンだな。無口なとこがまたいいじゃない。こんな純粋で真っ直ぐな青年が村の敵を・・・刺された!どうすんのさシャマラン!アイヴィーじゃ勝てねぇぃよ!・・・えっ?ウソ?着ぐるみ?
そう、ウソなのです。おいらの期待を全部吹っ飛ばすウソなのです。シャマラーン!バカヤロー!
その後は純粋ラブストーリー。走れアイヴィー!負けるなアイヴィー!ホラーに期待していたおいらが、気が付けば純愛に夢中。さすがシャマラン、おいらの心をもてあそんでやがる。エンドロールの頃にはアイヴィーに恋してしまうおいらでした。
ふざけてやがるな。そもそも、こんな映画自体が超常現象だ。バケモノは倒すってのが物語りの常。それを超えるウソ。なんだか哲学。なんて思わせる所もタマラン。
もっかい過去の作品を見直そうと決め、次回作を今から心待ちにするおいらであった。雑文失敬。
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