[コメント] 空軍(1943/米)
本邦から眺めれば何かと文学的な真珠湾奇襲は、アメリカから見れば竹を割ったような非道であることよの感慨があり、スタンダードサイズと戦闘機の丸窓の組み合わせがとてもいいのだが、ラストはとんでもない蛇足で評価は地に落ちる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
軍隊同士のドンパチならまあ好きにしてくれたらいいのだが、ラストは東京空襲前夜、地獄を見せてやれ、ときた。これでリンカーン宣言の崇高とどう辻褄が合うのかまるで意味不明、暴力なしに正義はないというデリタの脱構築の模範演習めいており、その意味では正直といえば正直なのだが、それを云っちゃあお仕舞である。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。