[コメント] ハイウェイマン(2003/カナダ)
静と動のギャップが不気味な80分間。復讐に燃えるジム・カヴィーゼルは素敵?滑稽?…それはさて置き、カーアクションは本当に潰し合いなんですね(笑)。犯人の動機に不明瞭な点があるのは気掛かりだが、かなり大胆不敵なヤツだな
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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最近になって名前が売れてきたジム・カヴィーゼル。このアクション映画は世界で大論争を巻き起こした『パッション』より前の作品である。80分という尺を考慮しても、かなり個人まりとした内容に仕上がっている。
全ては「私怨」。レニーが犯人を5年間(正確には2年?)追い掛け回すのも私怨だし、犯人がハイウェイで暴れるのも全ては私怨から(ただし、犯人の行動にはいまいち理解できない点多し)。そう、つまり私怨vs私怨の大バトルなのである。『ワイルド・スピード』のような速度を争うような類いではなく、どちらかと言えばやはり『激突!』に近い印象を受ける。何故かヴィンテージ・カーの大御所キャデラックだしね(笑)。勿論、『激突!』と違うのは追われる方が居ないという点なんだけども。
つまり、本当に両者が激突し合うわけだ。レニーは、生贄(囮?)とも言えなくも無いモリーを乗せて犯人に真っ向勝負を挑む。本当にガツーン!とぶつかり合ってるところが最高に面白いのだが、やはり最大の見所が犯人のその哀れな姿。過去があまり語られないだけに「哀れ」という表現は不適切かもしれないが、どう考えてもこの脚本は、あんな姿の犯人の弱点を執拗に攻めているとしか思えない。良し悪し以前に、少し驚いてしまった。
ラストは呆気ない。もう一つくらいエピソードが欲しかったところ。
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