[コメント] フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白(2003/米)
この映画こそ霧の中。
キューバ危機の秘話や第二次大戦中の統計・分析による爆撃の効率化の話などは、(まー日本人として複雑な気持ちはありますが)興味深く聞くことが出来ます。しかし肝心のベトナム戦争時のことになると、マクナマラ爺は途端に歯切れが悪くなり、自分は棚上げで「ルメイが悪い」「ジョンソンが悪い」、挙句に「オレンジ剤の使用はワシの責任やない」ってあーた、通らないでしょう幾等なんでも、それは。
またこうした受け答えに対して、作り手は肯定的でも否定的でもない、(それは中立を保っていると言うよりは)踏み込みが甘く、単にインタビューしてる「だけ」と感じられてしまいます。
あと内容とは全く関係ないことですが、隣の席のカップルが上映中ずーっとクスクス・エヘラエヘラと笑っているのでたいへん不愉快且つヤサグレた気分になりました。これだからせんそうはなくならないのだ!アポカリプス、ナウ!
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