[コメント] 燃えよドラゴン(1973/米=香港)
単なるカンフー映画にあらず。悲壮で痛烈な孤高の暴力表現とスパイ映画を思わせる渋くてクールな雰囲気、魅力的なキャラクター作り、鏡の間などの映像的面白さ。映画の醍醐味を見事なまでに味わわせてくれる傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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序盤、腕に覚えのある男三人がそれぞれの過去を胸に小船に乗りながら船へと集まってくるシーンが最高にカッコイイ。
しかし惜しいのは、ブルース・リー一人があまりに傑出した達人でありすぎることか。肝心の悪ボスまでも卑怯技頼み・・・。そういう孤高の男こそ描きたかった美学でもあったのだろうが、もう少し他の者の活躍も見せて欲しかった。
でも、傑作。意味があるのか無いのか、一体どこから出しているのか、まるで見当もつかない彼の絶叫(奇声?)も痛快でありながら、どこか悲痛。素晴らしい。
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