[コメント] キャットウーマン(2004/米)
この映画は、徹頭徹尾女性のために作られた良質なファッショナブルコメディだったのです! それに気づかず、公開時によからぬ期待に応えていない(キャットスーツを着ていないキャットウーマンなんて!)とスルーしたことを懺悔します。
ミシェルファイファーのキャットウーマンにノックアウトされていた私は、劇場公開時に見ていたら絶対に2以下をつけていたと思います。バットマンビギンズがバートンの呪縛を解いたあとの今だからわかることってあるんですね。バートンの作る世界は、あまりに男の欲望に忠実だったことに遅ればせながら気がつきました。
ウーマンなんだもの女性のための映画で当然ですね。
バットマンシリーズのどの作品にも何の興味も示さなかったうちの妻が、ハルベリーの活躍とシャロンストーンのワルぶりに快哉を叫ぶ姿を見て、いかに自分がキャットスーツの色気に洗脳されていたかを思い知りました。いや、しかし公開時期って大切なんですね。もし公開が今(2006年です)で女性誌あたりとタイアップしてキャンペーン張ったら、ラジー賞どころか、コメディの秀作としてスマッシュヒットくらいはかましたことでしょう。まあそれだけ、ティムバートンの作り上げたバットマンの世界が素晴らしかったということで、それには異論はありませんが、本作も男のスケベ心のために埋もれさすのはもったいないと思います。小生同様に公開時にスルーしてしまったスケベエな男性諸兄は罪滅ぼしに今から未見の女性をさそって一緒に鑑賞されてはいかがでしょうか。;-)
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