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[コメント] アメリカン・ラプソディ(2001/米=ハンガリー)

そこそこアメリカナイズされている彼女が悲しい。☆3.9点。
死ぬまでシネマ

しっかりティーンエイジしちゃってるトコとか、キレたら○ッ○○しちゃうトコとか。

中盤以降は涙がじわじわ溢れ、流れ通しだった。大したクライマックスはないのに感情は揺さぶり続ける。それは、このような家族が、満州を舞台とした日中両国でも見られたし、南北朝鮮でも見られたからだ(日朝間でも)。

「大地の子」を思い出してみても、我々日本人は中国のひとびとの優しさ(恩義と言うべきなのか)を決して忘れてはいけない筈だ。その筈なのに。…

何処にも居場所が無くなってしまった彼女の悲しみと、そんな彼女を包む<家族>たちの献身的な、しかし一方的な愛情。最後に自分の存在と<家族>の愛情を受け入れる主人公にも感動した。

子役の女の子が秀逸。ヨハンソンは生硬さが残っているが、若い内からこういう題材に真剣に取り組んで行けば、本物の役者になれるのだなぁと思う。日本にだって本当の物語は沢山ある筈。日本の話づくりの場の不毛と、女優たちの不勉強を嘆く。

(評価:★4)

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