コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] デビルマン(2004/日)

酷評を知りながら、あえて「デビルマン」を観る私。 だって。皆が駄作と評しても、私のツボってこともありうるし。   いやいや、これ、世間が正しかったです。 夜中のホラータイムが激笑タイムになりました。
The★黒

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







級友にイジめられた不動明(伊崎央登)の為に 幼馴染の了(伊崎右典)が激しい仕返しをするシーン、 イジめられっ子をいつもかばう美紀(酒井彩名)、明のサプライズ誕生パーティ・・ と『パッチギ!』を甘くしたような学園ドラマがえんえんと続く。

了の父親の研究がもとで、明はデーモンになってしまうんだけど、 そこも悲壮感が無くて、了は「ハッピーバースデー♪」とか言ってるし(爆 「俺はデーモンじゃなくてデビルマンなんだ( ̄^ ̄)」と立ち直り早い明も イマドキの若者だ。

人間に紛れ込んだデーモンを狩り出すために人間は 疑心暗鬼になってしまい、壮絶な戦いが巻き起こる。 明を育ててくれた竜堂家(実際は牧村家という)も暴徒に取り囲まれ、 絶体絶命! その時、妻・阿木耀子は 「あなた浮気しなかった?」

「えっ( ̄◇ ̄*)こんなときに?!」竜堂でなくとも言いたいだろうよ。

でも聞きたい気持ちもなんか分かったりして。。。

ナイフを手に一人闘う美紀は「私は魔女、なめるな!!」とカッコよく 啖呵をきる。・・・・・・のだが・・・・ 「わたスは魔女!なまるな!!」と聞こえて、爆笑。

かなり残酷で、悲惨な話らしいのに、笑いっぱなしです。 失笑、というんですか。

明と了は二役かと思ったけど、双子なんでした。 二人揃ってセリフが棒読み。(いやいや、二人に限ったことではないけどね) 「いつも大阪弁なので、標準語のセリフでは棒読みでも仕方ない」 というフォローが載っていたけど、 そんなのプロなんだから関係ないでしょー。

標準語のセリフが出来ないなら、出来る役者を選んだらいいし、 役者に惚れて選んだなら、彼らが実力の発揮できる脚本にしたらいい。 そこまで請われた役者なら、ちゃんと応えるのも俳優の仕事! 「この仕事に1年準備した」という伊崎央登のコメントを読んで 絶句しました。 ぎょーーーーーーーー。1年かけて、この作品を作るってすごすぎる 那須博之監督もこれが遺作じゃ死ぬに死ねないよね。 (遺作は『タイガーマスク』か・・・)

CASSHERN』の方がまだ、(まだ、ね)美しくてよかったなあ。。。

CGがしょぼくたって、なんだって私は我慢できる。 問題は演技力なのよ。

笑わせてもらいました。 でも お勧めしません。

(評価:★1)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)サイモン64[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。