[コメント] セルピコ(1973/米)
若いアル・パチーノの輝きに感慨しつつ、とめどない不正・腐敗にやりきれない思いが交錯する。
久しぶりに見たら、懐かしさでしみじみしました。
『スケアクロウ』や『ゴッドファーザーPARTII』と同じ時期だったんですね。相手を諭す時のしぐさや仕事にのめり込んで彼女を失うところなど、マイケル・コルレオーネとダブる。
そして、テーマ音楽の素晴らしさ。ギリシャの有名な作曲家らしいが、これがまさに「郷愁の南ヨーロッパ」。またシシリー島の回想シーンに連れてこられた感じです。
それはともかく、作品としても地味ながらズシリと手応えのある内容でした。警察権力の腐敗構造は日本も同様で、非常に深刻に思えます。自分的にも、度重なる不祥事のデパート・神奈川県警の所轄下に住んでおりますので、さらにやりきれない思いがします。てゆーか空き巣にやられておざなりな事情聴取ぶりに逆恨みしてるんですけど・・。
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