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[コメント] Q&A(1990/米)

視始めてビックリ。主人公の設定が『N.Y.検事局』に酷似している・・・。(review は「N.Y.検事局」未見のひとも注意!)
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 地元で有名な殉職刑事を父に持ち,自身も警官出身で,検事補として初めての公判に望むが,その割り当てには検事局上層部の思惑があった・・・。・・・ってそのままですね。シドニー=ルメットはもう一回『N.Y.検事局』で使うくらいだから,かなりの思い入れがあったんでしょうね。この作品の完成度に不満だったか,基本的に同じプロットでも元からもう一つのストーリーがあったのか,自分でリメイクしたくなったのか。

 (ぼくはこちらの方を後に視たのですが)見比べてみると,こちらの方が話が渋くて主人公も(意外に)タフですね。ただ,悪漢警官と鎬を削るというストーリーが前面に出て,尚かつ主人公のメロドラマが飽くまでサイドストーリーになってしまった為に,「汚職」という主題がぼやけてしまっているのは事実。その辺が監督にとって悔いになっていたのかも知れません。『N.Y.検事局』未見のひとは是非どうぞ。

 (附)それぞれ原作者がいるのですが,別人ですね。

(評価:★4)

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