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[コメント] 恐怖の火あぶり(1980/米)

火あぶり魔のドニーは、同情できる変態か否か?
けけけ亭

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







次々に人を火であぶり殺すという悪逆無道なドニーだが、それはトラウマが原因であり、折檻の傷跡も痛々しく、彼の気持ちは分からなくもない。 また、母親の病死? で自暴自棄に陥ってしまったに過ぎず、教会で神父に懺悔しようとする行いを見ても同情の余地はある。 だがその神父を火達磨にしてしまっては、釈明の余地など無い。 更に、家に火あぶり専用の部屋があるというのも疑問だ。仮に何かの拍子で偶然あったとしても、事前に耐熱服を準備する計画性は許しがたい。 若い女の手を縛って吊るし上げるという行為は、もはやド変態への直行便であり、 焼死体を部屋にコレクションするなど言語道断かつ決定的な瞬間である。

トラウマを抱える彼には同情できる。だがそのトラウマを大義名分として、変態性欲を満たしていた。と言わざるを得ない。

(評価:★3)

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