監禁という行為を、男の側の心情から わりとポジティヴにとらえてきたこれまでの作品とはちがって、 あくまで 変態男のバケモノ性という側面からとらえた 本作は、上質なサスペンスとなった。

次第に作品が異常な方向へ進んでいく展開も迫力があってよいし、 密室劇、心理劇としての側面もある。

この映画は2000年に起きた新潟少女監禁事件をイメージしてつくられた ものだろうと思う。