[コメント] ビッグ・トレイル(1930/米)
まずとにかくジョン・ウェインが素晴らしい。圧倒的存在感でとても新人とは思えない。結果的に云って、やっぱりウォルシュって見る目があったんだなぁと感嘆してしまう。
それにヒロインのマルゲリーテ・チャーチルも現代的な美人でドキドキする。ただし、タイロン・パワー・Srが物凄い形相のサイレント的な悪役顔。だが、これも映画らしさだ。
画面造型についても、幌馬車隊でのトレイル中、断崖を下りる(幌馬車を崖下へ下す)シーンなんて、ちょっと他では見たことのないスペクタクルだ。或いは泥の中を渡るシーンも徹底しているし、インディアンとの戦闘では全ての幌馬車が極めて組織的な対応を見せ、円陣をはる。このあたりの統制力も並はずれている。そして、ラストの巨大な木。こゝは感動的なシーンだ。やはり、これは物語の力ではなく、画面造型の力なのだ。それを知る感動でもある。
#ウェインの相談役、Zekeを演じるタリー・マーシャルがかなり目立つ良い役。ワード・ボンドが幌馬車隊の隊長の息子の役らしいが、髭だらけで殆ど分からなかった。
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