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[コメント] 不良番長 猪の鹿お蝶(1969/日)

輪姦で始まるシリーズ1作目。最低でした。今作は「うんこ中の梅宮辰夫のお尻のアップ」から物語が始まります。その後に主人公たちが女の子を捕まえて乱暴します。ちょっとないくらい最低です。
Myurakz

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 この「強姦」さえなければ、このシリーズ結構好きなんですけどねぇ。ただ一つだけフォローするなら、オープニング以外の部分ではみんな結構女性に優しいんですよね。それも結構堂々と男らしく優しい。「売り飛ばす」って言っても、女の子たち進んで行こうとしてるし。

 恐らくこのオープニングは、作品冒頭における「決意表明」みたいなものなんではないかと思うんです。「この映画のモラルはこのくらい最低なんですよ。覚悟して観てくださいね」っていうね。まぁ決意表明したからと言って、最低は最低なんですけどね。表明にもやり方ってもんがあるだろう。

 ただ仮にそのオープニングの最低っぷりを観なかったことにできるなら、話自体は前作よりかなりのレベルアップをしています。キャストも少し豪華になってるし、ストーリーもあちこちに伏線や山場が作ってあって飽きさせない。由利徹の中国人なんてかなり素敵です。

 またラスト、主人公とお蝶以外の仲間が全員死んでしまったというのに、お蝶のお尻を触って「ひゃっほーい」と面白おかしく終わっちゃうあたりは、前作同様シリーズの最低さが良い形で表れていてかなり好きです。「浮かばれねぇー」って感じ。

 でも今作で何よりスゴいのは、菅原文太の無駄使いっぷりだろうなぁ。この人今回「いるだけ」だもの。文太なのに。

(評価:★3)

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