恐怖感を煽る演出は不可欠だが、だからといってあの妙な溜めとお約束のでっかい音で驚かす手法は違うような？？

プレデター側が人間を積極的に攻撃する理由もよくわからない。あの神話は何だったのか。エイリアン飼ってたり、攻撃してきたり、あからさまに武器を向けてたりするなら話は別だが。現に病気の彼を無視したではないか。行動に一貫性が無い。攻撃先にたまたま人間がいただけだ、とか、ついてくるなら勝手にしろ俺は知らん、という方向性にすべきだと思う。あっさりとプレデターが一体だけになってしまったのもつまらない。集団戦(3体だけど)も見てみたかった。

エイリアンも体液が危険だったはずなのにその演出は少しだけで、あとは躊躇せずに串刺しにするは銃で撃つはで意味無し。他にも、せっかくあの槍と盾で武装してもまるで見せ場が無いし…。

それからあの親エイリアン。あんな走り方するのかエイリアンは。ジュラシック・パークじゃないんだから。

せっかくのキャラクター設定を活かしきれてなかったのが残念。下手に人間を絡ませたのがよくなかったのだろう。二代対決に巻き込まれた不幸な人間どもを徹底的に描ききれなかった。

そしてラストもどうかと思う。あれ、よくわからんが人間が残ってるぞ。でも印はある…。それなら規則通りにこの武器を。などというお役所仕事なことでよいのやら。投げっぱなしである。そのまま宇宙船に連れていったらまだ笑えたのに。そりゃまあプレデター側はある意味被害者だけどさ。なにせ試験で乗り込んでいったらすでにエイリアンがいっぱいなんだから。